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あまくさ

Author:あまくさ


 平将門の生涯を追うと、平安時代中葉~後半期の関東地方が、深刻なアナーキズムにつつまれていたことがわかります。東北の蝦夷との強いられた戦争。都の権門や国司たちによる過酷な搾取。
 関東の武士や民衆は、みずから汗を流して開拓した農地を守るため、立ち上がりました。それが、将門をリーダーとする大反乱です。
 将門は「新皇」と名乗り、「関東独立王国」を建設しようとしましたが、この歴史上初めての壮大な実験は、あえなくついえました。彼らの政権構想が、あまりに未熟だったからです。
 将門と坂東武者たちの見果てぬ夢。それが実現したのは、2世紀あまりのちのこと。源頼朝の登場まで待たなければなりませんでした。
 鎌倉幕府成立の本質は、武士による革命であり、働く者を社会の中心にすえる「世直し」とも言えるものでした。


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21 蘇我氏 - 列島の古代国家をつくった一族 -(その1)

 「蘇我氏」について、考えてみたいと思います。

 日本の歴史の流れの中に、時代を牽引する役割をになう一族がいくつも現れています。
 蘇我氏もそのひとつですが、活躍した時代が古いため、かなりの歴史好きでなければイメージがつかみにくいのではないでしょうか。

 蘇我氏が勢力をふるった期間は、おおよそ6世紀から7世紀にかけてです。
 とくに7世紀前半を「飛鳥時代」といいますが、有名な蘇我馬子・蝦夷・入鹿の3代が飛鳥の地から国政を動かした絶頂期にあたり、「蘇我時代」と呼ぶこともできると思います。 

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20 諸星大二郎『マンハッタンの黒船』

 たまには、息抜きを。
 インテルメッツォ(幕間劇)として、諸星大二郎の短編漫画から隠れた傑作というか珍作をひとつ紹介します。

 タイトルは、『マンハッタンの黒船 -アメリカ開国秘話-』。

 時代は近未来です。
 この時代のアメリカは、なんと「鎖国政策」をとっています。
 その100年の眠りを覚ますために、日本の黒い原子力潜水艦がニューヨークに派遣されるのです。

 もちろん日本の幕末をパロっているのですが、全編に登場する人名などのもじりが秀逸です。

 日本の原潜艦長の名前は、「縁井(へりい)提督」。これはペリー提督ですが、ご丁寧にも風貌はサングラスとコーンパイプというマッカーサー・スタイル。二重のパロディになっています。

 アメリカ政府の高官にE・カモンというのが出てきますが、これは安政の大獄の井伊大老=井伊掃部頭(かもんのかみ)直弼ですね。

 反政府派の大物の名前が、リオ・サカモンド(坂本竜馬)とサイモン・タクモーリー(西郷隆盛)。

 傑作なのは、ニューヨーク市民が社会不安から街頭で踊り狂っているシーン。
 ドンマイ・ダンス(ええじゃないか)と言うんだそうです。

 物語には、日本人の少年が登場します。
 彼は、「外国飛行機打落し令」で攻撃された飛行機の乗客。
 カウボーイ姿のリオ・サカモンドに救われ、行動をともにするのです。

 ストーリィの後半に、この時代のアメリカの真の支配者の正体が明らかになります。

 それは、「永世大統領」。
 人間ではなく、デモクラシー・マシンという小さな装置です。
 究極の民主主義を実現したというその機械は、アメリカ人ひとりひとりの脳に直接つながり、その総意によって政策を決定する、というものです。
 ところが、それがいつのまにかアメリカ人の心を支配するようになってしまった、というSF的な展開。

 しかし、日本人に開国を迫られ、国内の反政府派の台頭にもさらされて窮地におちいった「永世大統領」は、最後の抵抗を試みます。

 なんと、自由の女神に憑依するのです。

 大魔神のように動き出した自由の女神が、停泊中の「黒船」を襲いますが、あえなく撃退されてしまいます。

 この様子を、リオ・サカモンドと日本の少年は港で目のあたりにするのですが、この時、リオは警官に撃たれてしまいます。

 瀕死のリオは、海に沈んでいく自由の女神を見つめながら、少年に語りかけます。

「ボーイ・・・・・ 見な」

 それはアメリカの夜明けであった



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