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あまくさ

Author:あまくさ


 平将門の生涯を追うと、平安時代中葉~後半期の関東地方が、深刻なアナーキズムにつつまれていたことがわかります。東北の蝦夷との強いられた戦争。都の権門や国司たちによる過酷な搾取。
 関東の武士や民衆は、みずから汗を流して開拓した農地を守るため、立ち上がりました。それが、将門をリーダーとする大反乱です。
 将門は「新皇」と名乗り、「関東独立王国」を建設しようとしましたが、この歴史上初めての壮大な実験は、あえなくついえました。彼らの政権構想が、あまりに未熟だったからです。
 将門と坂東武者たちの見果てぬ夢。それが実現したのは、2世紀あまりのちのこと。源頼朝の登場まで待たなければなりませんでした。
 鎌倉幕府成立の本質は、武士による革命であり、働く者を社会の中心にすえる「世直し」とも言えるものでした。


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51 悩める生徒会長

1.2010年度概算要求

 2010年度当初予算の概算要求額が、過去最大の95兆円超に。マスコミなどでは、この話題で騒然としています。
 確かに、ここに及んでの赤字国債の増発は看過できませんが、政府は「行政刷新会議」での精査において要求額の減額をはかるとのこと。

 まあ、あくまで「要求」の段階ですからね。これからが勝負と言うのであれば、「お手並み拝見」と見守るしかありません。


2.Yes!プリキュア5

 ところで。

 最近、数年前のあるテレビ・アニメを観る機会があり、これが妙にタイムリーな内容でした。

 番組名は、『Yes!プリキュア5』。

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20 諸星大二郎『マンハッタンの黒船』

 たまには、息抜きを。
 インテルメッツォ(幕間劇)として、諸星大二郎の短編漫画から隠れた傑作というか珍作をひとつ紹介します。

 タイトルは、『マンハッタンの黒船 -アメリカ開国秘話-』。

 時代は近未来です。
 この時代のアメリカは、なんと「鎖国政策」をとっています。
 その100年の眠りを覚ますために、日本の黒い原子力潜水艦がニューヨークに派遣されるのです。

 もちろん日本の幕末をパロっているのですが、全編に登場する人名などのもじりが秀逸です。

 日本の原潜艦長の名前は、「縁井(へりい)提督」。これはペリー提督ですが、ご丁寧にも風貌はサングラスとコーンパイプというマッカーサー・スタイル。二重のパロディになっています。

 アメリカ政府の高官にE・カモンというのが出てきますが、これは安政の大獄の井伊大老=井伊掃部頭(かもんのかみ)直弼ですね。

 反政府派の大物の名前が、リオ・サカモンド(坂本竜馬)とサイモン・タクモーリー(西郷隆盛)。

 傑作なのは、ニューヨーク市民が社会不安から街頭で踊り狂っているシーン。
 ドンマイ・ダンス(ええじゃないか)と言うんだそうです。

 物語には、日本人の少年が登場します。
 彼は、「外国飛行機打落し令」で攻撃された飛行機の乗客。
 カウボーイ姿のリオ・サカモンドに救われ、行動をともにするのです。

 ストーリィの後半に、この時代のアメリカの真の支配者の正体が明らかになります。

 それは、「永世大統領」。
 人間ではなく、デモクラシー・マシンという小さな装置です。
 究極の民主主義を実現したというその機械は、アメリカ人ひとりひとりの脳に直接つながり、その総意によって政策を決定する、というものです。
 ところが、それがいつのまにかアメリカ人の心を支配するようになってしまった、というSF的な展開。

 しかし、日本人に開国を迫られ、国内の反政府派の台頭にもさらされて窮地におちいった「永世大統領」は、最後の抵抗を試みます。

 なんと、自由の女神に憑依するのです。

 大魔神のように動き出した自由の女神が、停泊中の「黒船」を襲いますが、あえなく撃退されてしまいます。

 この様子を、リオ・サカモンドと日本の少年は港で目のあたりにするのですが、この時、リオは警官に撃たれてしまいます。

 瀕死のリオは、海に沈んでいく自由の女神を見つめながら、少年に語りかけます。

「ボーイ・・・・・ 見な」

 それはアメリカの夜明けであった



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3 悪の華

 「一晩眠ればケロリ」というブログを見かけました。びっけさんという方が、望月三起也「ジャパッシュ」についてふれていました。
http://blog.so-net.ne.jp/pippupgii/2007-04-23

 なつかしいですね。
 望月三起也といえば代表作は「ワイルド7」でしょうが、「ジャパッシュ」は隠れた秀作だと思います。
 私はこの作品、中学生のころ雑誌を立ち読みし(本屋さんゴメンナサイ)、単行本を買って読み返し、その単行本を古本屋に売っ払い、2年前くらいに神保町の古本屋さんで見つけてまた購入し読み返しました。まさか昔私が売り払った本ではないでしょう。

 「びっけさん」はこの作品、床屋さんで読んでいたのが、引越ししたため途中までしか読めなかったとか。
 いいですね。床屋の切れめが縁の切れめですか(笑)。
 私も「あしたのジョー」と「バイオレンスジャック」は床屋で出会いました。少年キングを購読していたもので、ジャンプとかマガジンは立ち読みや床屋だったわけです。子供でお金持ってませんでしたからね。で、キングだったからワイルドは愛読してましたし、秘密探偵JAも知ってますよ。ワイルド7では、「コンクリートゲリラ」「爆破105」「黄金の新幹線」が好きです。この作者はとにかくエンターティメントに徹していて、スピーディな展開、意表をつくどんでん返しの連続、実に面白いんですね。

で、ジャパッシュです。
 びっけさんのブログにコメントしてみようかと思ったのですが、ちょっと長くなるので、こちらから。

 まず気になったのは、びっけさんのところに、

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1 地獄からの咆哮

 平田弘史の「大地獄城」が復刻されました。
 この作品が少年キングに連載されてから、40年近くたちます。5回の連載だったと思いますが、子供心には描写がきつすぎて4回で力尽きまてしまいました。怖くて最終回が読めなかったんです。
 ナノデずっと気になっていたものの、この作品、ずっと単行本化されなかったんですね。後になって、同じ作者による貸本版のオリジナルがあったこと(タイトルは「復讐 つんではくずし」)、リメイク版の「大地獄城」の方は原稿が紛失してしまったことなどを知りました。今回出た本は初出誌のコピーから起こしたとかで、解説の中に1969年の連載と書いてあったから、38年ぶりの再会ということになります。さすがにもうオトナですから、何かと殺伐としたことも多い昨今、いまさら目をそむけるほどのこともなく読み終えました。で、気がついたことなど2~3書いてみたくなったわけです。

まずは簡単にストーリーを紹介します。多少物語を説明しないことにはこの先の話が理解できないからですが、未読の方の興をそぐかもしれないので、後半の方はさらっと書いておきます。関心のある方は作品を読んでみて下さい。
 舞台は戦国時代。主人公は巌谷城主義勝の次男、梅丸。義勝を父の仇と恨む赤城重盛の奇襲を受けて、巌谷城は落城。城主一族は幼い梅丸をのぞき滅亡します。梅丸が片足を失いながら生きのびることができたのは、赤城側の武将草葉一徹に救われたから。一徹は城攻めの先頭に立って勇戦した男ですが、戦いの無情を悟り敵将の子の命を助け、キコリとなってひそかにその子を育てたのです。
 梅丸は硲太平と変名し、逞しい若者に成長します。一徹が、赤城重盛への復讐心をたぎらせる太平に復讐の恐ろしさを説くエピソードがはじめの方にあり、このあたりはむしろ爽やかささえ感じさせるのですが、ここで太平が納得してしまうと物語りは連載1回目で終わってしまいます。
 太平は聞き入れず、あるきっかけから仇敵重盛に召し抱えられることになります。この若者、不具者ながら勇猛でなかなかのやり手として描かれており、数年で赤城重盛の信頼を勝ち得、やがて右腕のような存在にのしあがります。
 太平はついに、かねてよりの恐ろしい計画に踏み切ります。

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